詩・物語

広告
詩・物語

悲劇と奇跡の紙一重

最大の悲劇というのはね あともう少しでしあわせになる そのまさにほんの直前で そのすべてが完全に粉々に 潰れてしまうときだと言える   だからどの世においてでも 悲劇を好むひとたちは しあわせになれるはずのひとたちを いか...
詩・物語

注釈付きの講評

きっとあんたは200億年 いや2兆年経ったとしても そんなふうにちいさなことで いろいろ考え込んで悩んで そうやって生きていくんでしょうね   こいつの言葉の遣いかたが こうなのは昔からだから お前もわかってると思うけど ...
詩・物語

螺旋階段

なにをそんなに哀しんでんだ? 俺がいったいどこで生まれて どうやって生きてきたのかを まるでもう忘れましたみたいな しゅんとした顔をしやがって   たとえ周りに誰もいなくて 敵しかいないようなときでも ひとと言えば傷つけ攻め...
詩・物語

できる・できないチェックリスト

あなたができるものには○ できないものには☓をつけてください   わかりました でも訊きたいことが このなかでもときどきできて ほとんどできないこともありますし たいていの場合はできるけど できないこともあることもある そう...
詩・物語

嘘のようなほんとのような

何度聴いても嘘しか思えないほんとの話と 何度聴いてもほんととしか思えない嘘と どちらをお持ちいたしましょうか?   それはもちろん ほんとの話を   承知しました ところで他に 嘘のようなほんとのような なんとも言い難いお話...
詩・物語

葛藤の踊り場

なぁ お前はいつまでそうやって 同じことを繰り返す気だ? 前から俺が言ってるとおり さっさと正しく絶望して 絶望のなかで安定する その術を学んだらどうなんだ?   だいたい最初はなにもない 誰もいない場所に当てもなく ただ...
詩・物語

母なる苦しみ

必要が発明の母ならば 必要の母は誰だと問おう そして苦しみだと答えよう   苦しみがもっとも切実で 深遠な必要を産み その必要が発明を つまりは創造を産むのなら 創造は苦しみの孫だ   それならなにかを創りたいなら そ...
詩・物語

子の想い 風に乗せ伝える

あのさ生まれたときからさ 俺たちは父さんのほうからは 「お父さんよりもお母さんを いつも大切にするんだよ」 そして母さんのほうからは 「お母さんよりもお父さんを いちばん大事にしてあげて」   だから両方を直接聴いた 俺や俺た...
詩・物語

駱駝でも針の穴を通る

自分がいったいなにを思ってなにをしてるのか うまく伝えられなかったことが あのときの結果を生んだと知ってる だけど可能性の海のなかで 溺れずに未来を拓くには 向こう岸に着くそのときまでは 途中経過も景色もなにも 伝えられないと...
詩・物語

再宣言

あのね 確かに私は言った 誰にも支配されたくないし 認知されなくてもいいし 誰も私を知らないところで 密やかに生きて死んだっていい   だけど それは世界があまりにも ひどく病んでいたからで そこで「目的」も思い出せずに ...
広告