ここは地獄か天国か

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おかしな空を見つめる男性

ここは地獄か天国か

天国ならばあなたを呼ぼう

あなたはそこにこそふさわしい

僕のすべてのためらいは

あなたを僕から遠ざける

ためにあるものでは決してなく

あなたを地獄から遠ざける

ためにあるものだと言い切れる

 

けれどここは何度見てみても

遠くで見ても近くで見ても

どんなに控えめに言っても

やはり天国とは言いがたく

一面地獄と言うほどには

さすがに悲観的でないにせよ

少なくとも部分的には確かに

地獄に酷似している場所だ

 

だってケルベロスにそっくりな

犬を連れているひともいたかと

思えばピアノを弾いていた

その手で毒をかき混ぜていた

そんなひとさえもいる場所を

天国と呼べるひとがいる?

 

だから僕は僕の感性に

嘘をつくつもりはまるでなく

納得できるだけの変化が

起きるまではこの世界に対する

見解を変えるつもりもない

だけどそれはただ単に

「今いる場所が地獄に近い」

ということを言っているだけで

「地獄に住んでいたい」とか

ましてや

「あなたを地獄に住まわせたい」

なんてことではあるわけがない

 

だからね 僕の当初の案が

どんなものであったにせよさ

ともかくあなたがこの世に生きて

いるということがわかったならさ

なおのことここを少しでも早く

天国と言えるような場所に

近づけたいと思ってるわけです

だって僕はここを外から

眺めてる「評論家」ではなく

まさに今実地で生きている

「バリバリの当事者」なわけだし

ともかくそんなことよりなにより

あなたを誰よりも深く

永遠をかけても足りないほど

大切に想っているという

そういうひとであるからです

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