あなたなら痛みも喰えるでしょう?
って言われて誇らしくもあるけれど
痛みをおいしく食べるわけでも
痛みによって傷つかないわけでも
ないという基本的なところは
もういちど確認しておきたい
ただ喰うか喰われるかの瀬戸際で
自分を殺すも殺されることも
選ばないなら呑み込んでやろう
そして自分の糧にしてやろう
こういう気概はあるわけで
喰えるか喰えないかなら喰う
でも不要な痛みは食べたくない
ただ不要な痛みがないと言うなら
それがこのからだを強くするなら
誰かが食べなきゃいけないのなら
残さずかっさらってやろう
吐かないよ
だから笑うなよ
別に楽しいわけじゃない

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