僕とあなたが選んだもの

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箱に入ったプレゼント

どんな苦しみも入る器と

どんなちいさなしあわせも見つけられる眼と

僕は器を選んだけれど

あなたが選んだのは眼のほうだ

 

でもこの違いは必然だった

僕は最初に苦しみを得て

あなたは最初にしあわせを得たから

だから僕はどんな苦しみにも

決して壊されない器を望み

あなたはどんな状況からも

しあわせを見出だせることを望んだ

 

僕は不運を不運として受け

そのなかでも生き延びられることを

あなたは不運すら幸運に変え

それをしあわせと感じることを

 

ただいずれにせよ僕もあなたも

「生きる力」を得ようとした

そのやりかたに違いはあっても

望んでることはほんとには

まったく同じものだとも言える

 

でもだからこそ僕はあなたに

逢ったときとても驚いて

どうやってここで生きてきたのかと

まったく理解できなかったけど

それは実はあなたのほうも

きっと同じだったんだよね

 

あなたの眼と僕の器が

ひとつになれば無敵かもしれない

でももしふたりがひとりなら

自分を大切にできない僕たちは

うまく生きられなかったと思う

だから 別々でよかったんだけど

あなたが苦しみで壊れないことを

僕はいつでも願ってる

そしていずれはまたあなたの

眼から見える世界の景色を

僕にも教えてほしいと思う

僕とあなたが選んだものは

ほんとには同じものだから

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