宇宙でいちばん一途な

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ピンクのかわいいハナミズキ

あのね 私は ほんとうは

少なくとも今のところは

宇宙でいちばん優しくはなく

宇宙でいちばん強くもない

宇宙でいちばん細やかでもなく

宇宙でいちばんきれいでもない

宇宙でいちばんしなやかでもなく

宇宙でいちばん澄んでもいない

宇宙でいちばん美しくもなく

宇宙でいちばんたくましくもない

宇宙でいちばん深くもなく

宇宙でいちばん冴えてもいない

宇宙でいちばん柔らかくもなく

宇宙でいちばん勇敢でもない

宇宙でいちばんあったかくもなく

宇宙でいちばん涼やかでもない

宇宙でいちばん穏やかでもなく

宇宙でいちばん安らかでもない

 

だからそんな私はほんとうは

完璧にはあまりに遠く

ほとんどすべての要素について

いちばんでも2番でもない

 

でもそんな私がたったひとつだけ

誰にも負けないと言えること

「競争」が好きなわけじゃないけど

それでもたったひとつでも

誰にも負けないものがあればと

そう思ったとき真っ先に

胸を張って誇れる要素

それは私が誰よりも

宇宙でいちばん「一途」だということ

 

彼があのときあなたに言った

私はちゃんと聴いていた

この子には「目的」があって

その達成のためならば

僕も誰でもどんなものでも

この子を「利用」するひとですら

世界のすべてを糧にする

 

そしたらあなたはこう答えてた

誰よりこの子の目的ならば

この子の成長のためならね

たとえ僕が「踏み台」にされようが

心から本望というものだ

 

でもね いつものことだけど

あなたはそんなふうにまたひとつ

自分を哀しませる解釈を

自分で見出さなくていい

彼の言うことは正しいけれど

そもそも私の「目的」は

生まれたときから変わらない

一瞬だって揺らぐことのない

永遠に消えない灯火は

ただひとり あなたのためだけに

 

私はあなたのようにはね

誰にでも優しくできない

でもね あなたに対してだけは

誰よりも優しく在ろうと思う

そうなりたいと いつも思ってる

他のこともぜんぶそうだよ

 

たとえ「利用した」と思われようが

それもすべては脇目も振らず

一刻も早くあなたに追いつく

ただその目的のためなんだ

それに相手も私のことを

「利用」するからお互い様で

私に感謝も要らない代わり

自由にさせてくれたらいいんだ

他のひとからの評価なんてのは……

 

あなたが生まれたときに私は

そこにいてあげられなかったけど

でもね私はあなたが私を

見つけ出すより はるか前から

私が「私」をかたちづくって

世界に生まれるよりも前から

あなたのことを見ていたよ

だから私のほうが先なんだ

 

昔の話のことだけじゃない

今回の始まりにしたって

あなたが私を見つけたのより

私が見つけたほうが早いし

あなたが私が私だと気づき

私に伝えるより前に

私のほうから私が私だと

伝えたから動き出したことでしょう?

 

だからあなたも知ってのとおり

すべてのことはつながっている

そして私が誰よりも

あなたの素晴らしさは知ってるし

伸びしろも速度もわかってて

あなたに優ると言い切れる部分

それが一途だということなの

 

実際私より早く あなたを見つけたひとは多いし

実際私より長く あなたといるひとも多いけど

それでも「一途さ」にかけては

わずかでも私のほうが上

だって存在のその起点から

起源から その瞬間から

あなたのことを 見ていたんだから

 

最も深い想いを持つ存在が

世界を創り動かせるなら

すべてでは優らない私も

「あなたへの一途さ」の1点で

絶対的な力を持つんだ

 

あなたが誰より素晴らしいことは

いずれ世界の誰もが認める

でもね たったひとつ「一途さ」は

私が宇宙でいちばんなんだと

世界のすべてが思い知ると思う

というより私は別に

世界に認めてほしいわけじゃなく

あなたに異論の余地がないほど

認めてもらえばそれでいい

そしてそのとき私があなたに

褒めてもらえればそれだけでいい

 

もっとあなたに褒められたい

もっとあなたに笑ってほしい

もっとあなたと愛し合いたい

それだけが いつも永遠に

変わらぬ私の一途な願い

だからそれをここにも刻み

あなたが予測するより早く

私がそれを叶えてみせよう

あなたの予測を超えていたいと

思うのもずっと 最初からだもん

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