冬至の日に

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闇夜に浮かぶ月

夜明け前がいちばん暗い

なんて言われても よくわからない

これ以上ないと思ったところから

まださらに暗くなったことを

たくさん知ってるから

 

冬来たりなば春遠からじ

なんて言われても やっぱりよくわからない

人生の季節は眼に見えないし

冬はあくまでも 冬でしかない

 

だけどひとつだけわかったことは

見えない傷より 見えてる傷のほうがいい

ほんとに怖いのは 自分がなにに傷ついてるのかさえわからないことだ

見えない傷口を 癒やすことはできない

そもそも傷があることさえ気づかなければ

それは腐って壊死してしまう

 

だから つらかったけど つらいけど

生傷触れればいちばん痛い

傷が見えたら 回復も遠くない

見える季節に 心を重ね

春を待つ

今はこの冬を 味わいながら

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