介護の現場から歌い続ける管納めぐみさんの歌を、もっと聴いてみたいと思った

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かんのめぐみ『ただいま、さよなら』

こんな番組を観た。

介護と音楽、両方を続けることになるまで、一体どんな道を歩んできたのか?

介護の現場から歌い続ける歌手、管納めぐみさん

僕はここで初めてこの管納めぐみ(かんのうめぐみ。歌手としての活動は「かんのめぐみ」名義)さんのことを知ったんだけど、このひとのいちばんの特徴は

介護福祉士としての日常の現場から、歌を紡ぎ続けている

ってところにあると思う。

番組によると、高校生の時から自分の想いを歌に託して表現していた管納さんは、おじいちゃんおばあちゃんと関わるのが好きだったこともあって介護の道を志したってことだった。そして実際に介護福祉士として地元香川高松市の特別養護老人ホームで勤務するようになってからも、日々の想いやそこにいるひとたちとの交流のなかで生まれた言葉を歌にしてきた。

やっぱり、介護の仕事は想像以上に大変だったけど……

でも最初僕は、

介護の仕事は体力的にも時間的にも大変だろうに、よく歌と両立できるなぁ……

と思ったんだけど、実際その心配は的中していて、3年間働き続けたあと、いちど介護の仕事は辞めてしまったってことだった。でもそのあとで歌手活動1本で打ち込んでみたとき、

他のひとと違う、私の「特徴」ってなんなんだろう?

って考えたとき、

お年寄りの歌ばっかり歌っていることだ

って気付いたんだって。それまではそれが「自然」だったから、「特徴」だとは思ってなかった。でも改めて自分と向き合ってみたとき、

介護の現場で実際に働いているなかで生まれた想いを歌い続けたい

っていう想いが生まれて、もういちど介護の現場に戻ることを決めた。ただし、今度は歌手活動と両立しやすいように、フルタイムの正社員としてじゃなくて、パートとしてね。そして今の管納さんのスタイルが生まれたんだ。

このあたりの経緯については、こんな記事にも書いてありました。

だが、仕事は思った以上に大変だった。利用者の介助に走り回り、不規則な勤務。仕事後も働いている感覚が残り、気が休まらなかった。帰宅すると疲れ果てて寝てしまい、歌作りも進まなくなった。

「この生活が、ずっと続くのか」「音楽を続けたい」――。3年間、思いが交錯し続けた末、半ば衝動的に仕事を辞めた。

音楽中心の生活を送り、県内外の音楽イベントに参加し始めた。精力的に歌を紡ぎ、ドキュメンタリー映画の歌まで任されるようになった。でも何か、物足りない。限界も感じた。

「お年寄りの歌ばかりだけど、今は介護はしていないんだよね」。15年春、音楽祭のオーディションで、審査員からの問いに、うなずくしかなかった。自分の中の矛盾を突かれ、「介護現場でのふれあいが、自分の歌作りの源だと気づきました」と振り返る。元の職場に戻る決意をした。

 ◇シンガー・ソングライター かんのめぐみさん25(高松市)

その独特の土壌から生まれる歌は、着々と拡がり続けている

そしてそんな独特の2足のわらじを履いて活動する土壌から生まれた管納さんの歌は、着々と拡がり続けている。今では『詩たより』っていうアルバムもリリースされているし、地元以外のイベントにも呼ばれるようになったり、イメージソングなんかにも採用されたりするようになっている。それにそういう活動の歴史や最新情報は、公式ウェブサイトからも発信されている。

シンガーソングライター

だから僕もまだ知ったばかりではあるけど、管納さんの歌をもっとたくさん聴いてみたいと思う。そして僕も自分の気持ちを大切に、僕なりに表現し続けたいと思う。

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