熱意と根気を持ってやり続けられることが見つかれば、それがしあわせなんだと思う

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陽に照らされた道

僕は手先もほとんど思うように動かないから、工作とかそういうのはなにもできないと言っていい。でもだからこそ、いろんなものを作ることができるひとはほんとにすごいと思う。あとこれは単純な向き不向きの問題だけど、少しどこかに不備を起こすようなものなのにもかかわらず、高度なプログラムを組んでしまうプログラマーのひとたちにも、共通した尊敬の思いを抱かずにはいられない。

友達が見せてくれた、レゴブロックの動画

そんな僕に、こないだ友達がある動画を見せてくれた。それは世界中にファンがいる「レゴブロック」で制作された作品を公開する動画だった。それがこれだ。

こんなのはどっちも、僕には200年かかったって作れないと思う。それに2つめの作品は特に、僕なんかではなにがどうなっているのかさえわからない。でもひとつだけわかるのは、これはすごく膨大な時間と熱意を注がない限り絶対に完成しないっていうことだ。実際2つめの動画の最後には、この作品の完成までには600時間を費やしたことが書かれている。この熱意と根気は、ほんとにすごいと思った。

オーストラリアで、なにもないところから古代の生活技術を再現しているひともいる

このレゴブロックの豊かな世界を知ったのは今回が初めてだったけど、レゴブロックに限らず、こうやってひとつひとつを根気強く「組み上げている」ひとは他にもいる。たとえばオーストラリア(クイーンズアイランド北部に自分の土地を買ったらしい)で、古代の生活技術を再現した様子をYoutubeで公開し続けているひともいる。彼の名前とかはよくわからないみたいだけど、Youtubeのチャンネルは『Primitive Technology』(原始の技術)っていう名前で、そこではすごく興味深い実践が数多く紹介されている。たとえばこれがそのひとつだ。

こうやって、

道具もなにもない状態から、石を割って斧を作り、最終的に暖炉付きの小屋を建ててしまうことができる

なんていうのは、僕にとっては想像すら及ばない世界だった。だけど彼は事前の研究も含め、それに懸ける強い熱意と根気によって、それを実現させている。それに彼は動画内では無言だけど、サイト上では英語で説明を加えてくれてもいる。

Making stuff from scratch in the wild

そしてついこないだ、7月29日に公開された現時点で最新の動画では、ついに鉄の精製にまでたどり着いている。

ただ彼はあくまでもこれを「研究」として行っていて、日常的な食料の調達とかすべてを自前だけで賄っているというわけではないらしい。もちろん、動画をネットに公開するのには現代の技術が必要だしね。だけどこれから彼がどこまでこの道を極めていくのか、僕も心から楽しみにしている。

結局、本気でやり続けられることを見つけられたら、それがしあわせなんだと思う

もちろん、最初に言ったとおり僕は彼らの技術をなにひとつ真似することはできない。それにたとえそれができるからだだったとしても、真似したいとは思わないだろうと思う(実際は違うからだで生まれていたら違う体験のなかで違う価値観を持つ「別人」になっていただろうから、厳密にはわからないんだけど、今はそういう話は措いといて)。

それに今の文明が維持されるという前提で考えるなら、「石から斧を作って、小屋を建てる技術」なんていうものをわざわざ追求する必要性は、多くのひとにとってはほとんどない。それに、レゴブロックに600時間もかけて作品を作る必要性なんてもっとない。

だけど、そこに「実用性」があるとかないとか、その技術や作品に「需要」があるとかないとか、他の誰かから見ての「評価」が高いとか低いとか、そんなことに重きを置くことなく、

まずなによりも自分が熱意と根気を持ってやり続けられることが見つかれば、それがしあわせなんだ

と思う。それは、こういうひとたちを見ていると、より強く感じることだ。

そうやって考えると、やっぱり僕はまだまだ、この『四つ這いおとな』を続けていきたいと思う。それに前も

なにかの道を究めたかったら、どうしたらいいんだろう?いろんな答えはあるだろうけど、ざっくり言えば「経験を積む」ってことが必要だとは言えると思...

って書いたとおり、

僕がいちばんの熱意と、根気と、切実さを持ってやり続けてきたことは、そしてこれからもやり続けなきゃいけないことは、このからだと一緒に生きることなんだ。

だからそれをこれからも、僕は続けていく。そしてそれを独りで抱え込んでいかずに、こうやって伝えながら共有していく。そのことでなにが起きるのかはまだまだわからないけれど、僕はそれを心底、楽しみにしているんだ。

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