「まだ反抗期」。外山恒一さんの政見放送は、かなりおもしろかった

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2007年東京都知事選挙での外山恒一の政見放送

第24回参議院議員選挙が終わった。開票速報はどのメディアでもすごく力を入れていたけど、候補者の意見を発表している「政見放送」を真剣に観る機会はあまりないような気がする。でも今回、選挙関連の情報をいろいろ見ていたなかで、初めて外山恒三さんというひとの存在を知った。彼は2007年の東京都知事選挙に立候補していたんだけど、そのときの政見放送は、僕にとって信じられないくらいぶっ飛んだものだったんだ。

これって、本物なんだよね?

まず、実際の政見放送を観てみてほしい。

この政見放送の全文文字起こしはこのページにありますが、声の感じや全体的な雰囲気を味わうためにも、まずは動画で観ることをおすすめします。

これを最初に観たとき、僕は正直

これ、ほんとの政見放送に似せた作りものなんじゃないの?

って思ってしまった。

でも、これはちゃんと正規の手続きに則って供託金300万円を支払ってまで立候補して発表されたものだ。

冒頭の紹介で言われている「投獄」の体験とかもほんとのことらしい。しかも、この都知事選挙のあとにも逮捕されている。

「ストリートミュージシャン」の肩書で立候補した外山さんにとって、300万円の供託金は決して安くない金額です。一定の得票数を得られないと没収されてしまいますが、最初から没収されることは予想していました。「都内にポスターを貼れて、知事選はテレビ演説がある。広告費ととらえていました」。

 選挙で、今も語り継がれる伝説の政見放送があります。2007年の東京都知事選に出馬した外山恒一さん(45)です。「泡沫(ほうまつ)候補」の代表的存在として語られる外山さんは、今の泡沫候補をどう見ているのでしょうか。

2001年に、以前交際していた女性を殴ってけがをさせたとして傷害罪で刑事告訴され、在宅起訴された。初公判で裁判官に職業を問われて「革命家です」と答え、最終意見陳述では、丸めたFAX用紙に中島みゆきやブルーハーツの歌詞をしたため、メロディーつきで朗読して裁判官に制止された。この公判中に弁護士事務所を侮辱したとして名誉毀損罪でも告訴された。いずれも実刑判決を受け、計2年、服役している。

外山恒一氏は今、全国を地道に回って集会を開いている。話を聞いているとどうも「政府転覆」を大まじめに考えているようだ。

鹿児島中央署は12日、交通違反をしたのに呼び出しに応じないとして、道交法違反の疑いで熊本市本荘、外山恒一容疑者(36)を逮捕した。外山容疑者は、4月の東京都知事選に立候補し落選した自称文筆業者。

調べでは、外山容疑者は昨年1月、鹿児島市千日町の一方通行の市道をミニバイクで逆走したほか、同7月には同市の国道10号で、制限速度を20キロ超えてミニバイクを運転した疑い。

違反時はいずれも警察官に停止を命じられ反則切符を切られた。しかしその後、反則金を納付せず、手紙や電話による十数回の出頭要請にも「任意の捜査には応じない。裁判ですべて話す」と拒否し続けていたという。

[2007年6月12日18時19分]

日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム。社会最新ニュースのページです。都知事選落選の外山恒一容疑者を逮捕

まさに外山さんは、「まだ反抗期」なんだ

そして、選挙当時のポスターも、記録が残っている。

N速+にあったので保存してみた。 現在わが国は戦時下にある、というのが私の基本的認識です。  これは、何かレトリック(言葉のあや)として云うのではありません。  また、「二〇〇一年九月十一日の同時多発テロ以来の、アメリカのいわゆ

ここまで含めて全部見ていくと、まさにご自分でも言っているとおり

外山さんは、「まだ反抗期」なんだ

と思う。だって僕たちも高校時代とかはよく話し合ってたもん。

障碍者だけの国ができたらいいのかも!

とか、

もっともっと障碍児が生まれたらいいんだ!

とかね。

ただ外山さんの場合はもっと「計画的」で、

どこまでがネタでどこからが本気なのか、微妙なバランスを取りながら独自の世界を築き上げてる

ところはすごいと思う。ポスターでは本物っぽい携帯電話番号を公開してるし、こんなサイトも作っちゃってる。

toyamakoichiさんのブログ「我々少数派」です。最新記事は「福岡で定期的に学習会をおこなう」です。

そのうえで、あの政見放送は「ウケ狙い」だとか言ってるし。

「こんな国滅ぼせ!」「改革なんかいくらやっても無駄だ!」。年の東京都知事選における政見放送で、一躍、ネットの有名人となった外山恒一氏。その外山氏が、また選挙に出馬するという。
「こんな国滅ぼせ!」「改革なんかいくらやっても無駄だ!」。年の東京都知事選における政見放送で、一躍、ネットの有名人となった外山恒一氏。その外山氏が、また選挙に出馬するという。

ここまで来ると僕も外山さんを「ツンデレ」って評するのがしっくりくる。

外山 恒一(とやま こういち、1970年7月26日 – )とは最近頭角を現してきた新種のツンデレ

だからこのひとを「芸人」って言うひとも多いみたいだけど、僕もこのひとの「芸」はかなりすごいし、おもしろいと思った。そしてこんなひとをも包み込んで自由に活動させていられる今の日本を、これからも大切にしていきたいと思う。

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