車いす乗りの僕が雨の日に思うこと

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雨靴と傘

僕の乗っているような一般的な車いすっていうのは、基本的に両手でこぐ。だから傘がさせない。かと言ってみんなと同じような合羽(レインコート)を着ると、足元が濡れる。それでどうするのかっていうと、ちゃんと車いす用の合羽っていうのがあるんだよね。

これで、車いすに乗ってても雨のなかを移動できる

その実態は、これを見ればだいたい掴んでもらえると思う。

これだけの長さと撥水性があれば、車いすに乗りながらでも雨のなかを移動できる。ただひとつ問題なのは、

どうしても膝の上に水が溜まっていく

ってことだ。だからもし誰かと一緒なら、屋内に入る直前にでも立ち上がらせてもらって水を払う。ただこれでも、あまりにも量が多くなると少しずつ水が染み込んでくることもある。あと、どうしようもないのは車で移動したときとかで、

車いすを降ろしてから自分が合羽ごと乗り込むまでの間に、車いすのクッションと背もたれに水が染み込む

ってことだ。これは結局座ったあとに背中とお尻に触れることになるから、ちょっと気分が悪い。でもこれは、座る直前にタオルでできるだけ水を拭いてもらうとかして減らす努力はする。

でも、トイレが近くなるという問題はもっと切実だ

ただ、ここまではなんとか耐えられる範囲だとしても、どうにもならないのは、「トイレが近くなる」ってことだ。

合羽でいくらできるだけの防備をしても、さっき言ったとおり膝とか背中、お尻から染み込んでくる水がからだを冷やして、トイレを近くする。

でも、車いす用トイレがなかなか見つからないことは珍しくない。やっとの思いで見つけたとしても、今度は着込んだ合羽をいったん脱ぐのに普段よりさらに時間を取られることになる。だから前から言ってるとおり、やっぱりトイレの問題はいちばん切実なんだ。

なにはなくとも、とりあえず僕に「トイレ」をください!
こないだ僕の「部屋探し体験記」を書いたとき、すごく大切なことをひとつ書き忘れていた。トイレのことだ。といっても、今の日本の都市部なら...

けど、僕は雨の日もそんなに嫌いじゃない

でも、僕は雨の日もそんなに嫌いじゃない。それはきっと、僕の肌が弱すぎて日光にもあんまり耐えられないからでもあると思う。

もう2度と、自分の肌の弱さと日光を甘く見ないと決意した
僕は肌が白い。そして、それは絶対に黒くなることはない。太陽の下で何時間いたとしてもだ。それはただ、赤くなって、白く戻るだけだ。別にそれだけな...

けどそれだけでもなくて、いったん

濡れてもいいか!

って覚悟さえ決めれば、雨に打たれるのはなんか独特の爽快感をくれることがある。それに、たまには雨上がりの虹を見られることもあるし。

あと個人的には、

車いす用合羽にももう少し色合いとか柄のバリエーションを作ってほしい。

傘みたいにいろんな柄があったら、また楽しみも増えるだろうからね。

ただ、実は僕にも唯一傘をさす方法がある。

それは僕が両手で傘をさして、誰かに車いすを押してもらう方法だ。

この場合は押してくれるひとにも合羽を着てもらうことになるんだけど、これなら膝にも染み込まないし、傘に当たる雨音が新鮮で楽しく感じられるのもいい。手が疲れてずっとは支えられないのが難点だけどね。

まぁ実際、僕は雨の日は特に部屋から出ないことが多くなるんだけど、雨の日も晴れの日も、いろんな楽しみを見つけながら生きていけたらいいと思う。それに、雨のあとの澄んだ空気は、大好きだ。

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