Wikkel house。オランダで考案された、100年住めるダンボールの家

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Wikkel house

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この時期は春からの新生活に向けて「部屋探し」をするひとも多いと思う。僕も今部屋を借りて生活しているんだけど、せっかくだからそんな僕の部屋探し...

っていう文章を書いたこともあるけど、どんな家に住むかっていうのは生活を育んでいくうえでとても大切なことだと思う。だけどそれが今は建てるのに時間もお金もすごくかかったり、その一方で地方の空き家はどんどん増えてってたり、いろいろ複雑な問題にもなってる。

でもこないだ、すごくおもしろい家の話を知ったんだ。

Wikkel house。ダンボール24枚重ねでできて、100年住める家

それが「Wikkel house」だ。公式の紹介動画があるから、まずはそれを見てみてほしい。

この家の名前の意味が「包む家」って言うとおり、この家はダンボール24枚を包み重ねて作られている。でもそこに特殊加工とウッドパネルによる補強が施されてるおかげで、耐水性と通気性、それに断熱性にも優れた構造になっていて、メーカーとしては「最低100年は住める」っていう自信を持っているらしい。

それに、基本構造の重さも500キロくらいで、大きさも変えられるし、基礎工事の必要もないから、森のなかでも海岸でも好きなところに設置できて、移動させることもできる。材料の木は切ったぶんだけ植林するし、それ以外の材料もほぼ100%リサイクルできるから、環境負荷も少なくて済む。会社の名前が”Fiction Factory”だって見たときは一瞬「作り話」なのかと思ったくらいだったけど、実際オランダ以外でもドイツやイギリスなどいろんな国に展開していってるということだった。

A special little house, made out of cardboard. Sustainably built to last. And suit all your needs. Developed by Fiction Factory in Amsterdam.

日本で実際、この家に住むとしたら……

ただこのWikkel houseに日本で住むと考えると、まず台風のことが気になる。耐水性には自信があるみたいだったけど、そこに暴風が加わったとき、この家はどこまで耐えられるんだろうか?それにこれは木造建築なんかとも共通することだけど、この家はたぶん火にも弱いだろうから、それを気にする人もいると思う。

あと、この家は工場でかたち作って、建設地に運ぶってスタイルで、価格は25000ユーロ(約300万円)+運送・設置費ってことだったけど、まだ提携業者なんてものはないんだろうから、オランダで作ったものを日本まで運ぶのにはけっこうな運送費がかかってしまうんだろうなぁっていうのも気になる。それに、どうせならもう少し安く立てられるようになってほしいとも思う。

ただ、この家は地震には相性がいいって言えるかもしれないし、「不動産」っていう固定観念に縛られないっていう意味で、おもしろいアイディアだとも思う。それにこれは、日本でも坂口恭平さんなんかが提案して実践してる「モバイルハウス」の一種なんだろうし、そういう意味でも僕は注目したいと思っている。それにまだまだ先のことになるかもしれないけど、もしこんな家が日本にも増えてくるようになったら、僕も実際に住んでみたい。

ただそのときは、トイレの扱いもちゃんとしてほしいけどね!
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