僕は最初、このサイトを完全に無料の範囲内で運営していくつもりだった。でも、そうするとシステム提供者の広告を意に沿わないところに置かれたり、機能に制限を掛けられたり、いろんな縛りが想像以上にキツいことに気付いた。それに、自分のなかでも、
どうせ1円も掛けてないんだし、いざとなったらいつやめたっていいよね〜
みたいな気持ちがうっすらとあることが感じられて、そのことにすごくモヤモヤしていたんだ。
だから、僕はまず「簡単にやめられない状態」を作ることにした
なんでこんな気持ちが出てくるかと言えば、
っていう考えがどこかにあるからだと思った。じゃあこれをなくすには、「簡単にやめられない状態」を作ってしまえばいい。
ってことで僕はまず、「無料でできる範囲で〜」っていう考えを棄てて、
ことにした。具体的には、『お名前.com』で独自ドメインを取った。でもまぁ、これは1年あたり1300円(ひと月100円ちょっと)くらいのことだからたいした額じゃないとも言える。
でも、次にサイトを動かすためのサーバーを借りるときに、僕は『エックスサーバー』を選ぶことにしたんだ。これは「月間100万PV」にでも耐えられるってくらいの高性能サーバーなんだけど、始めたばかりのサイトにこんなのを用意したって明らかに身に余るのはわかってた。だったら、もっと格安のサーバーを借りたって充分対応できたはずだ。でも、僕はそうしなかった。そして、僕は1年15000円のサーバーを借りることにしたんだ。これもすべては、
だった。そしてそれは、実際にうまく行ったと思っていた。
でもそんな決意は、あまりにも脆く崩れた
でもそんなことを思っていたのも束の間、そんな決意を簡単に吹っ飛ばすことがあった。あの熊本地震だ。あれで僕の気持ちは簡単に揺らいだ。
こんなところで僕がこんなことを書いて、なんになるんだろう?
そんなことがアタマから離れなくなってきていた。実際あの日から数日間は、ほんとに危なかったと思う。あと少しなにかが違っていたら、僕はそのときにもうやめていたかもしれない。でも、僕はそのときともかく、
んだ。けどそれでも一筋縄ではいかないで、何度も浮き沈みがあった。それは当時書いた文章を順に追ってけば明らかに表れてると思う。





でもそんななかで与えられたある「決定的な出会い」が、僕を奮い起こしてくれたんだ。
「はてなファイトクラブ」の情熱が、僕を助け上げてくれた
それが、「はてなファイトクラブ」だった。正確に言うと、僕はまず自由ネコさんのこの文章に魅かれた。
そしてこの文章にも深く共感した。
そしたら、そんなひとがこんなことを言い出して、

さらにはこんなコメントをくれた。
こんにちは。
戦ってますね。
はてなファイトクラブに勧誘したいくらいのナイスファイト。
H・F・C - はてなブログ グループもう完全に形骸化してますね…。ルールも何もない(笑) 今後どうしましょう。何か活動した方が良いのか、それとも潮時なのかなぁ~。合気道の精神『無敵とは敵がいないことである。』塩田剛三さんが言うところの「敵と友達になる」ってやつでいきますか…。★特別名誉顧問「四つ這いおとな」(ワードプレス利用者)たぶん、このサイトはワードプレスだから、はてなグループには入れないのかなぁ。
ちょっと残念。
自由ネコ
どうしようもなくグダグダしてる自分の内面を、そのまま吐き出してみるこないだ、っていう文章を書いて、自分の気持ちはちゃんと整理したつもりだった。だからそのあとも、っていう文章を書けたんだけど、今日はなんかだいぶ気分が落ち込んでいた。
それで、僕は思わず、

なんて勝手に言ってしまった。未だかつて、
なんてことをしたひとはいないんじゃないかと思うけど、僕はそのときともかくその気持ちをどうしても伝えたかったんだ。それにもしこの出会いがなかったら、僕が今もこうして書き続けられたかは、まったく自信がないんだから。
そして、僕はまたひとつ「決意」を固めた
そして、僕はもういちど改めて自分の気持ちと向き合って、
自分自身のためにも、まだまだ書き続ける
っていうことを決めた。そしてその「決意」を行動で示すために、
ことにした。もちろん、ほんとはドメイン代だけじゃなくてサーバー代も必要なんだけど、サーバー代は高価で一気に払えないから今のところはしかたがない。でもこれは、
10年は続けるぞ!
っていう気持ちを自分なりに表現したものだったんだ。
そしてさらに、それを後押しすることが起きた
これでもだいぶ状況は整ってきてたんだけど、こないださらにこれを後押しすることが起きた。今まで「裏加入」については特になにも言われてなかったのに、なんの前触れもなく「名誉顧問」に任命されてしまった、この「事件」だ。

これにはほんとにびっくりしたんだけど、これでまたひとつ僕の「逃げ道」はなくなった。これは自分で塞いだとも言える。だったらもう、行けるところまで行くしかない。それに、この先どんなことが起きたって、たとえサイトを閉鎖したって、僕の人生からは逃げられない。だったらやっぱりとことん生き抜くしかないんだ。変えたいことがあるなら、言いたいことがあるなら、伝えるしかないんだ。それはラクなことばかりじゃないだろう。でもきっとだいじょうぶだと思う。だって、僕にはもうこの場所がある。それに僕はもう、独りじゃないんだから。

コメントをどうぞ
四つ這いおとなさん、昨日は温かいお返事をどうもありがとう。
私が初めて貴方のブログに出会ったのは今年の夏から秋にかけての時期だったと思います。今年7月に日本で起きたあの大量殺戮事件にショックを受け、そして事件に対する社会の反応にもっとショックを受け、どこかで誰かが別の声、別の言葉を発しているはず…と必死で探していました。恐怖とショックと絶望と混乱の中にいた私を、貴方の真摯な言葉が落ち着かせてくれました。
貴方が書き続けていてくれたおかげです。貴方が生きていてくれてよかった。ありがとう。
10年後も、書いていてくださいね。
私も、10年後も、読んでいます。
ですから、お互いにあと10年は生きなければいけませんね。
貴方が伝えたいことを私がすべて正確に読み取れるとは限らないけれど、私なりに(というのは「限界」でもあり、「可能性」でもありますね)受け取って、私なりに考えて、そして私の言葉が新しく生まれて、私もまた貴方に、そして誰かに伝えることができます。
そうやって、貴方と出会った後の10年が出会う前とは違う、よい変化が私の人生には起こることでしょう。そんな出会いが嬉しく、感謝です。
まずは、一日一日、一瞬一瞬、お互いの人生を生きてゆきましょう。
この世界に、今、私がいます。同じ世界に、貴方もいます。おそらく全く違う人間同士だけど、そして完全に分かり合うことはできないけれど、こうしてそれぞれ生きて、世界を、言葉を、分かち合っています。不思議なものですね。
私も、これからも生きていきます。
四つ這いおとなさんの人生にも、心から祝福を祈ります。
小夜子さん、こんにちは。
未来のことを考えるには、今の世界はあまりにも不安定ではありますが、それでも確かに言えることは、
僕は10年前より、確かにしあわせです
ということです。
だからまずはその事実を軸にして、1日1日を乗り越えていきたいと思います。
そしてそこに一緒に想いを寄り添わせてくださって、ありがとうございます。
僕も心から、小夜子さんののしあわせを願っています。