『Be grateful for what you have!』。世界で1億回以上再生された動画を観てみた

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Be Grateful for What You Have!

3月にフェイスブックに投稿されてから瞬く間に拡散されて、たった1か月で再生回数が1億回を超えた動画がある。それがこれだ。

まさに「隣の芝生は青い」っていうことわざどおりの展開

この動画のストーリー展開は、まさに

隣の芝生は青い

って言うことわざどおりの展開だ。超高級車乗りがヘリコプターを欲しがる横で、オフロード仕様のいい車に乗ってるひとが超高級車を羨ましがってて、でもそのオフロード車はまたその横のひとから羨ましがられてて……。っていうわけだ。そして最後は、

自転車を持ってればなぁ……

って言ってるひとを、

彼はどこでも好きなとこへ行ける

って車いす乗りが窓から見てるシーンで終わる。ほんと、最初から最後まで誰かが誰かを羨ましがって終わる動画だ。

誰も、誰かと比べずには生きていけないのかなぁ……

でもこの動画は、

Be grateful for what you have!(自分の持ってるものに感謝しよう!)

だ(厳密には”fot”になってるけど、これは書き間違いだろうから)。なのにこの動画には、誰ひとりとして自分の状態に満足できてるひとはいない。そしてこの動画は、ここからさらに続けようと思ったらまだまだ行けるだろう。

車いすに乗れていいなぁ……

ベッドがあっていいなぁ……

食べるものがあっていいなぁ……

っていうふうに。もちろん、この状況には程度の違いっていうのがあって、食べ物が無かったり、雨露をしのげる場所がないひとに、

自分の持ってるものに感謝しよう!

なんていうだけでなにもしないんだとしたらそれは社会の不備(怠慢)だと思う。でもそういうのを差し引いても、

自分の身近な「幸せの種」に気付けずに、どこまでも誰かと比べ続けなきゃいけないんだとしたら、それはあまりにも哀しい

のは間違いない。

あなたの「当たり前」は、僕の当たり前じゃない

そもそも、

自分の持ってるものに感謝しよう!

って言われたって、僕たちは「自分がなにを持ってるのか」をよく知らないんだろうとも思う。だって、

「自分が持っていないもの」を見つけるのは簡単だけど、「自分が持ってるもの」を確認するのは、意外と難しい

んだから。それにこれは逆説的なようだけど、

たくさんのものを持ってるひとほど、自分が持ってるものに気付きにくい

っていうことも言えるんじゃないかと思う。だって、それは全部「当たり前」になっちゃってるからだ。でもそれが「当たり前」なんかじゃないってことは、それを持ってないひとならわかる。そしてその本人がそれに気付くのも、「それを失ってから」っていうのがよくあるパターンだ。でも、こんなのはあまりにも哀しすぎる。

それに、この動画では「移動手段」っていうひとつの点だけで、みんなそれぞれが誰かを羨ましがってるけど、ほんとはひとの「しあわせ」とか「持ってるもの」なんてのは、そんなひとつの点だけで決まるものじゃない。わかりやすくするために単純に言えば、

あのヘリコプターに乗ってるひとは、今にも死にそうで、最期の想い出づくりの遊覧飛行なのかもしれない。

もっと言えば、もしこの動画の最後がヘリコプターに乗ってるひとがあの車いす乗りのひとを見て、

あなたにはまだ明日がある……

なんて言ってるセリフで終わってたら、印象もまただいぶ違ったと思うんだ。

僕も「自分の持ってるもの」を、ちゃんと活用しようと思う

それで結局僕がこの動画を観て思ったことは、

僕も「自分の持ってるもの」を、ちゃんと活用しよう

ってことだ。僕には間違いなく、できないことがたくさんある。でもやっぱり、できることもたくさんあるんだ。たとえばこうやって「文章を書く」ってことも、そのひとつだ。

もちろん、それだけじゃ生きてはいけない。でも、米を作ったり、それを調理したり、ふとんをかけたり、そういう

「僕にできないこと」は、「他の誰かのできること」なんだ

から、あとはそれをありがたく受け取って、僕は僕にできることをしていけばいいんだと思う。っていうか、それしかできないんだから。そして、僕は僕がいつか死ぬときに、若いころの自分に向かって、

あのときああしておけばなぁ……

なんて言うような、そんな哀しいことにはなりたくない。これは、

今持ってるからって、それを明日も持ってられるとは限らない

ってことを忘れないってことだ。そしてそれは、僕が今までの人生のなかで何度も体験してきたことでもある。だから僕も、僕の持ってるものを大切にしつつ、行けるところまで行こうと思う。それに、心はヘリコプターより遠くに行けるってことを、僕も知ってるんだからね。

コメント

  1. さなぎ より:

    高級車を運転することなんて不可能だと思いますが

    もし、車が足という表現が許されるなら

    トイレまで行ける自分の足を大切に運転したい。

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