ウィニー・ハーロウさんは、自分を「白斑症患者」とは見ていない

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ウィニー・ハーロウさんの横顔
https://www.instagram.com/winnieharlow/

ウィニー・ハーロウっていうひとがいる。彼女は4歳のとき、あのマイケル・ジャクソンと同じ「尋常性白斑」(白斑症)というものを発症した。ここから彼女の黒い肌(彼女はアフリカ系アメリカ人だ)からは少しずつ色素が抜けていった。

彼女の「まだら肌」は最初、いじめの対象だった

この「尋常性白斑」は免疫疾患のひとつなんだけど、人口の1%未満っていうとても少ない確率でしか発症しない。そして特にこどもの世界では「見た目が違う」っていうのはなかなか受け入れられない。だからやっぱり、彼女の「まだら肌」は最初、いじめの対象でしかなかった。

環境を変えようとして、転校もしてみたらしい。でも、やっぱり状況はそう簡単に変わらなかった。

小学校2年生の時、新しい学校に転校しました。小さいときに転校すること自体大変なことですが、幸いすぐに2人の友だちができて一緒に遊んでいました。ところが数週間後、急にその2人が遊んでくれなくなりました。休み時間やお昼休みにも、2人は私を避けるようになりました。

私は訳が分からなくなり、彼女たちに理由を聞いてみました。すると2人の親が「私の肌の病気がうつるかもしれないから、一緒に遊んではいけない」と言ったというのです。私の気持ちを想像してみてください。私は、1人ぼっちで恥ずかしくて、どうしてよいかわかりませんでした。

皮膚の色が部分的に抜けて白くなるという「白斑症」を患ったモデルのWinnie Harlow(ウィニー・ハーロウ)氏。彼女はどうやって皮膚病への偏見を乗りこえ自信を取り戻したのか…その経緯を語るとともに「本当の美しさ」について会場に問いかけました。

この疾患の根本的な原因はわかっていないけど、少なくとも誰かに伝染するようなものじゃない。でもそこに「理解」がなければ、まして親がそんなことを言ってしまったら、こどもに影響しないわけがない。そして彼女はどんどん孤独になっていき、一時は自殺を考えるほどに、追い込まれてしまった。

そんな彼女は、「いじめる立場の方がいい」って考えた

そしてそんな彼女が次にどう考えるようになったか、さっきの文章の続きを見てみると、こんなことが書いてある。

しかし少し大きくなると、私はいじめられる立場が嫌になり、いじめる立場にまわりました。いじめる側は、いじめられる側よりいいわけではありません。でも当時はいじめられていたので、「いじめる立場の方がいいに違いない」と思い込んでいたわけです。いじめっ子になった私は、他の子を批判し始めました。

「あなたのその髪、なんて醜いの? いったい誰にやってもらったの?」というようなことを言っていました。しかし、私はいじめる立場の「型」にもはまることはできませんでした。

これはなかなか考えさせられることだけど、わからなくはないと思う。でもウィニーさん自身が言うとおり、いじめるのがいじめられるよりラクだなんてことはないんだと思う。そして彼女は、最終的にこう考えるようになる。

いじめられる側にも属せず、いじめる側にも属せなかった私は、自分の「側」をつくることにしました。

私が自分のためにつくった「型」は、決まり文句に聞こえるかもしれませんが、「すべてに美が存在する」というものです。

そして彼女は、「モデル」という道を選んだ

そしてその考えかたを彼女は実践した。「モデルになる」って道を選んだんだ。そして彼女は、自分の姿をさらけ出すことによって、現代のファッション業界で唯一無二の「まだら肌モデル」として、トップモデルへと上り詰めることになる。

ちいさい頃から隠せなかった「どうしても注目を集めてしまう」っていう容姿は、「モデル」という職業にとっては、「最大の武器」になった。

言葉で言うのは簡単だけど、この「転換」を起こしたことが、ウィニーさんのほんとにすごいところなんだと思う。

僕も自分を「オリジナルな存在」として、活かしていきたいと思う

ウィニーさんの印象的な言葉のひとつに、こんなものがある。

もし、神様が私を黒人にしたかったならば、そうしただろうし、白人にしたかったなら、そうしたでしょ。でも、神様は私に両方を与えることを選んだ。オリジナルな存在として。だとしたら、それが私があるべき姿だもん

白い肌と黒い肌を持つ綺麗な「まだら肌」のトップモデルがいることをご存知でしょうか?今回はそのウィニー・ハーロウの生き方をご紹介します♪

そう、彼女はいじめっ子に言われた「牛」とか「シマウマ」みたいな言葉とか、医学で言う「白斑症患者」みたいな眼で、自分を見ていないんだ。その代わりにウィニーさんは自分を「オリジナルな存在」として認識している。そしてその「個性」を活かせる道を選んで、それを進み続けている。

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僕は確かに医学的には「脳性麻痺患者」だし、この社会における「障碍者」だ。でもそれも全部ひっくるめて、自分をもっと全体的な視点から、見ていたいと思う。そして間違いなく、僕と同じ人生を歩んでいるひとは僕以外にはいない。だったらやっぱり、僕だってウィニーさんやあなたと同じように、「オリジナルな存在」なんだ。

だから僕はこれからも、この視点を活かして、体験を積み重ねて、自分の道を歩んでいこうと思う。だってそのほうがずっとずっと、楽しいと思うから。

このウィニーさんに影響を受け、今ではイオミコー・ジョンソンさんのようなひとも、現れています。

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