「ショーンK」はこういう「キャラクター」(設定)だって言えばよかったのに

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もうみんなが話題にしている「ショーンK」のことだけど、僕も僕なりに改めて考えてみたい。そのためにまず、このまとめを見てみる。

経営コンサルタントを本業(自称)にテレビ番組のコメンテーターを務めていた自称ショーン・マクアードル川上氏(47)に学歴詐称疑惑が浮上し、本人が「誤りがあった」と認めた件について、続々と追加の嘘が見つかっている。

(中略)

1.テンプル大学卒→日本の高卒

2.ハーバード大学院(MBA)卒→オープン授業を3日受けただけ

3.パリ大学留学→オープンキャンパスに行っただけ

4.経営コンサルタント→実態のないペーパーカンパニー

※ただし、ショーンKは自身のHPにて経営コンサルタント事業は下請けという形でやっていたのでクライアントからの証言は得られないが本当に仕事はしていたと主張している。

5.米国人親から生まれたハーフ→純粋な日本人

6.ショーン・マクアドル川上→川上伸一郎

※昔、熊本で同級生だった人物は当時の川上氏のあだ名が「ホラッチョ川上」だったと語っている。ホラッチョというのはホラ吹きを意味する言葉だ。

7.世界7ヶ所にコンサル会社→実態なし。具体的に語れる実績もなし。渋谷にあるオフィスは月3万円のレンタルオフィスと判明

8.共同経営者にジョン・G。マクガバン氏→無関係な人物の写真を無断使用していた。

経営コンサルタントを本業(自称)にテレビ番組のコメンテーターを務めていた自称ショーン・マクアードル川上氏(47&

彼はこの「ハッタリ」が見抜かれたから転落してしまった

彼の言っていることのどこまでが事実でどこまでが嘘なのかは、実際のところはっきりしない。「英語もまったく話せなかった」という説もあれば、「英語能力は本物だった」という説もある。ただ僕が思うのは、彼が、

なにもかもよくわからなくさせるくらいの、ハッタリの天才だった

ということだ。そうでなきゃ5年以上もの間ボロを出さないなんて芸当、到底できない。いやでももしかしたら、「芸能人」なんてみんなそんなひとじゃなきゃなれないのかもしれないけどね。でも、遅かれ早かれ「ハッタリ」は見抜かれてしまう。特に今みたいな超情報化社会ならなおさらね。だから、彼のメッキが剥がれたとき、みんなは「騙された」って感じて、信頼を失った彼は転落してしまった。

でもさ、「嘘をついていても怒られない」っていうやりかたはあるよね?

だけど、よく考えてみると、この世のなかには「嘘をついていても怒られない」っていう方法はある。それは嘘がバレていないからじゃない。嘘がバレたって、見え見えだったって、ひとに怒られることもなく、むしろ喜んでその自分の「嘘」に合わせてくれるくらいだ。しかもそれは「秘密」でもなんでもない。見ようによっては「魔法」のようなその方法を利用して、お金を稼いでいるひとなんて、もうそこらじゅうにいっぱいいるじゃない?そう、「キャラクター」(設定)を作って、それを周りにいちどは(それとなく)伝えて、それに乗っかって生きればいいんだよ。

アホの坂田はアホじゃないし、木久扇さんはバカじゃないなんて、誰でも知ってる

いったんそれが「キャラクター」(設定)だってわかってしまえば、別にそれが「嘘」であっても、誰も怒ったり喚いたりしない。むしろ喜んで「騙されて」くれる。これはたとえば、4月1日に、

今日がなんの日か、よ〜く見てくださいね!

って言ってから、嘘をつくようなものだ。

あるいはオオカミ少年が、

いいですか、ご覧のとおりオオカミなんて来ていませんよ。でももし来たとしたらそのときは……

と言ってから騒ぎ出すようなものだ。

それでも、その「嘘」がひとになにかを考えさせたり、楽しませたり、笑わせたりするようなものなら、それが嘘だとみんなが知っていても、そのまま生きていける。それに最初から嘘だと伝えているんだから、誰を傷つけることもない。

だって、アホの坂田はアホじゃないし、木久扇さんはバカじゃないなんて、誰でも知ってるでしょ?きっと「オフ」のときはぜんぜん違う姿なんだろうなぁって。それでもあのひとたちはたくさんのひとに受け入れられてるし、求められてもいる。それに、「木久蔵ラーメン」はほんとはそこそこ美味しいんだろうし、むしろ「実際どうなの?」って思うひとがいるから、それなりに売れてたとしてもおかしくない。これは逆に、「嘘と実際とのギャップをいいように利用した」とも言える。だから「やりかた」さえ間違わなければ、別に嘘をついてもいい場合だってあるってことだ。

だから、「ショーンK」って「キャラ」で行きますって言えばよかったんじゃないの?

正直、僕はこの騒動前には「ショーンK」っていう彼のことを、ほとんど知らなかったし、特に興味もなかった。でも確かに聴いてみると声に味わいはあるし、ラジオの出演番組が人気だったのも納得できる。それに、

実際の経歴がどうであれ、彼の声とかコメントは好きだったのに……

っていうひともいるくらい、彼は一定の数のひとたちに支持されていて、コメンテーターとしてもますます飛躍できるかもしれないところだった。本だって出版してた。その「積み重ね」を全部台無しにするくらいだったら、最初から、

「ショーンK」は「キャラクター」(設定)です。経歴もどこまで事実かわかんないけど、そういう「てい」のミステリアスキャラで行きますんで、よろしく!

って感じでやってみればよかったのに。もちろんそれでどこまで行けるかは彼の「ウデ」次第だし、今よりは時間かかったかもしれないけど、それなりのところにまでは行けたんじゃないかと思う。だって、

「梨の妖精」とか「悪魔」だって活躍できるのが、芸能界なんでしょ?

でもそもそもさ、週刊文春って、最近ちょっとスゴすぎない?

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